お遍路さんと一言で言っても、
それを行う人の思いややり方は千差万別。
こうしなければならないというものはありません。
またお遍路には、ここが始まりの地で、ここが終わりの地
というものはありません。
遍路は元来、曼荼羅を示すもので、
生涯永劫巡るものとされているからです。
従って、88の札所を巡ると言っても、
一番から順に番号順に巡る、「順打ち」。
88番から逆順に巡る、「逆打ち」。
四国を4つに分けての「一国参り」。
10か所ずつを参る「十か所参り」。
などなど、いろんな巡り方があります。
いずれにせよ、四国の各地に散らばった霊所を巡りながら「納札」
と呼ばれる自分の名前を書いたお札を、各寺院に置いて通り過ぎていきます。
この「納札」、最初は白い納札を使います。
四国を4周すると、緑札
8回で、赤札
25回で、銀札
50回で、金札
100回で、錦札
を使うことになります。
88番札所・大窪寺は、「結願寺」としても有名で
多くのお遍路さんが、順打ちで最後に訪れるのがこのお寺で
ここで草鞋を納めるってことで、山門には大きな草鞋が置かれています。
また、金剛杖(遍路で使われる杖)は、一人で歩いていても常に弘法大師がそばにいて、
その守りを受けているとされいて(同行二人)、順打ちで大窪寺で終わるお遍路さんは
このお寺に金剛杖を納めていく人もいるそうです。
もっとも、海外からのお遍路さんに多いようですが、大窪寺で終わらずに
そのまま、一番札所に戻ってお礼参りに行き、さらに和歌山の高野山まで
足をのばし、満願成就を達成してから日本を離れ帰国する人が多いようです。
アミーマンボスのある東かがわ市は、四国霊場はないんですけど
丁度、88番札所と1番札所の間にあるので、お礼参り、そして
高野山まで足を伸ばそうと考えておられるお遍路さんが立ち寄り
一宿していくこともあります。
そんな訳で、「お接待」として、
アミーマンボスに宿泊のお遍路さんには、
引田近郊なら希望の場所までの送迎や、
お洗濯物の無料での洗濯・乾燥。
自炊のお手伝いなどを行っています。
また、フリードリンクで、日本茶や、紅茶、コーヒー等を
お楽しみ頂いています。